Labrador Retriever
  ラブラドール・レトリーバーについて

歴史 
 ラブラドール・レトリーバーは1904年に、初めてKC(グレート・ブリティッシュ・ケンネル・クラブ)によって犬種と認められました。またAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)では常に登録頭数が常に上位に入っており、人気犬種でもあります。現在、JKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)における1989年〜1998年までの登録頭数は115,643となっています。ラブラドール・レトリーバーは、JKCの第8グループ(レトリーバー・フラシング・ドッグ&ウォータードッグ)に属しています。
 ラブラドール・レトリーバーはイギリスの上流階級の人々に飼われ、水鳥用の狩猟犬(ガンドッグ)として発展しました。水陸両用の射撃後の獲物を捜索して、主人のもとへ運搬する(レトリーバー)仕事をする犬であり、忍耐強さと主人に忠実であること、攻撃性がなく温和である犬がよい犬とされました。
 現在では、一般に知られている盲導犬の他に、警察犬、麻薬捜査犬、災害救助犬などの作業犬、そして家庭犬として親しまれています。
 ラブラドール・レトリーバーについての記述にはさまざまなものがありますが、「19世紀はじめに英国に輸入された黒毛の水鳥狩猟犬」という説と「グリーンランドの沿岸地方で、漁師の仕事を手伝い、魚の回収をしていた犬」という説があります。しかし、原産がイギリスというのは間違いなさそうです。

特徴  ラブラドールの毛色には、ブラック、イエロー、チョコレートの3色があり、水をはじく滑らかなダブルコートを持っています。また、オッターテールと言われる太いしっぽが特徴です。
 性格は、穏やかで、子供好き、愛情にあふれた性格です。また、作業には大変意欲的に取り組み、困難に耐える忍耐力を持っています。

   ★ ラブラドール・レトリバーの標準(スタンダード) ★

性格 感覚は鋭く、おとなしく利口な性質を有している。すぐれた臭覚を持っている。聡明、敏捷、従順。思いやりのある性格。理由のない攻撃や臆病であったりすることはない。
頭部 軽度の丸みを帯びた広い頭蓋。幅がなくアップルヘッドであってはならない。
大きさは中程度で褐色または薄茶色。発育するにしたがって濃くなる。目の色はできるだけ濃い方がよく、垂れ目、出目はマイナス、アイラインが濃い方がベスト。
大きくもなければ、厚ぼったくもない。頭部に接して下がり、やや後ろに位置する。
口吻部 上面と横面からみて厚みと適度な幅があり、スニッピーマズルではなく、口唇は締まってリップがゆるんでいない。
色は濃い色がよい。
咬合ははさみ状で口を閉じた時に上頸の切歯が下頸の切歯の前にわずかに接触し、はさみのように咬み合うもの。
クリーンネック(すっきりした首)。適度に堅固で力強い。
ボディ 背はまっすぐで短く力強く、腰は幅広く筋肉がよく発達している。肩は長く傾斜し、胸幅は広く充分深くある。
前肢 肩関節の角度が正しく、前肢はフロント正常肢勢で胸部の容積が狭いのはよくない。肩甲骨と上腕骨のアギュレーションにゆとりのあるもの。
後肢 後肢のの関節の角度が重要視され、アギュレーションにゆとりのあるもの。
根本が太く先細で、全体に丸っこい感じのもの。行動時は、適度に高く保持されるが、背上に巻き上げない。
毛色 ブラック、イエロー、またはチョコレートの単色であること。ただし、胸部の白い小さなスポットは許される。イエローは、白に見えても、耳や背にクリームが見られればよい。また、毛が短く、密生しており、ウェーブや飾り毛はない。感触はかなり堅い。
歩様 自由で敏活で、持久力に富む。
サイズ キ甲までの理想の高さは、雄56〜62cm。雌54〜59cm。中型犬。